まつ毛ダニの治療法が怖すぎ!病院で聞いた簡単なチェック&駆除方法

まつ毛ダニの治療法

まつ毛の生え際が痒い…
目が乾く…
充血がひどい…

そんな症状はまつ毛に寄生するダニが原因かもしれません。

通称「まつ毛ダニ」と呼ばれる寄生虫は、自宅で駆除することができます。
その方法を病院で眼科の先生に取材しました。チェックする方法と合わせて詳しく解説します。

写真で見ると怖い(そしてキモイ!)ダニ。意外と簡単に治療予防できますよ!

まつ毛ダニとは?

まつ毛ダニとは
まつ毛ダニの正式名称はデモデスク。なんだか怖い名前ですが、実はほとんどの人の顔に棲みついています。

※日本人の95パーセントくらいはデモデスクに寄生されています(・□・;)!

別名「顔ダニ」とも呼ばれ、通常は悪さをしません。いわば「顔にいるのが当たり前」の寄生虫で、通常は「病院で治療する必要はない」そうです。

問題になるのは、デモデスクが「まつ毛」やその「生え際」に寄生し、しかも「大量に」発生した場合。目のトラブルを引き起こし、様々な病気を併発する危険性があるのです。

まつ毛にダニが寄生する原因

まつ毛にダニが寄生する原因
まつ毛ダニは皮脂や化粧品を食べて繁殖します。つまり不衛生な環境が大好き。

まつ毛にダニが大量発生する原因として考えられるのは、

メイク落としが不十分
マツエクのせいで生え際に汚れが溜まっている
アイラインのせいで皮脂腺が詰まっている
コンタクトレンズの洗浄が不十分(着けたまま寝てしまった場合など)
洗顔で汚れがキレイに落とせていない

以上のような理由が挙げられます。
特に「アイライン」と「マツエク」には要注意。

普通の洗顔で清潔な状態を維持することは難しいので、アイシャンプーやアイボンなど、専用の洗顔(洗眼)アイテムを使用しなくてはなりません。

まつ毛にダニがいるかどうかチェックする方法

まつ毛にダニのチェック方法
まつ毛ダニの大きさは0.2~0.4ミリほど。小さすぎて、肉眼では見えません。ただ、ダニが寄生しているかどうか、症状によって自宅でチェックすることはできます。

チェックの方法として有効なのは5項目。

まつ毛にフケのようなものが付いていないか
目ヤニがいつもより多くないか
まつ毛が減っていないか(抜け毛が多くないか)
目が充血していないか
涙や痒みが出ていないか

上記のチェックで該当する項目が一つでもあれば、ダニが原因で目のトラブルを発症している可能性があります。

ただ、症状には個人差もあるため、やはり眼科で検査した方が確実。検査の方法は簡単で、まつ毛を3~5本くらい抜いて、顕微鏡で見るだけ。

私も実際に眼科で検査しましたが、痛みもなく、数分でチェックできました。(幸いダニは見つかりませんでした(*^^)v)

まつ毛ダニの症状

まつ毛ダニの症状まつ毛ダニは様々な症状を引き起こします。
典型的な例としては、

・まつ毛の生え際が腫れる、痒い
・ドライアイの慢性化
・目の充血、まぶたが腫れる
・目ヤニの大量発生
・視界がぼやける
・まつ毛が抜ける(薄くなる)
・目がゴロゴロする(違和感がある)
・ものもらいができる
・目の周囲が赤くなる、乾燥する
・まつ毛にフケのような汚れが付着する

以上のような症状が一般的。

ただし繰り返しになりますが、症状には個人差があります。「朝起きたら目が真っ赤」という場合もあれば、症状に全く気付かないまま「自然に治る」人もいるようです。

まつ毛ダニを駆除する方法

まつ毛ダニの対処法は、大きく3つの方法に分けられます。

【1】病院(眼科)で治療する

病院(眼科)で治療
最も確実な治療法は、病院で検査を受けて、薬用のシャンプーを処方してもらうこと。「リッドハイジーン(眼瞼清拭)」という治療法で、1日2回、専用のシャンプーを使用して目元を洗います。

ある程度、症状が治まってきたら洗眼の回数を1日1回に減らし、その後も1週間くらいは毎日シャンプーを続けます。

通常はこの方法で駆除できますが、手術で患部を「切除」することもあるそう。眼の縁(ふち)をメスで…そんな治療法、怖すぎますよね(-_-;)

ただ、手術はあくまで例外的な処置。実際に手術する患者さんは1000人に1人もいないそうです。

【2】専用の「アイシャンプー」を使用して、自宅で駆除する

アイシャンプーで駆除
まつ毛ダニは市販のシャンプーで駆除することもできます。

目元専用の洗顔料は「アイシャンプー」と呼ばれ、ネット通販で手軽に購入可能。一部の商品は薬局、ドラッグストアなどでも市販されています。

アイシャンプーは刺激性がほとんどなく、目に入っても痛かったりしみたりしません。価格は1,000円前後。

医療用のシャンプーと同じ水準で治療できるので、「自宅で駆除したい」「費用を抑えたい」という方はアイシャンプーを購入しましょう。

【3】毎日のクレンジングや洗顔を徹底する

毎日の丁寧なメイク落とし
病院で治療する場合も、自宅で駆除する場合も、毎日の「丁寧なメイク落とし」は欠かせません。

特にマツエクを着用している方、アイラインを引く方は、まつ毛の生え際まできっちりと洗浄しましょう。メイクや汚れ(皮脂など)が残ると、ダニのエサになってしまいます(-_-;)

コンタクトレンズを着用している方には「アイボン」などの洗眼薬もおすすめ。眼球とまつ毛の生え際を同時に洗浄できるので、予防法としてはかなり効果的です。

病院で実際に行われている治療法

病院での治療法
通常、病院で行うのは検査がメインで、治療は自宅で行います。病院で先生が「シャンプーの方法」を指導してくれるはずですから、疑問点などがあればその際に質問しておきましょう。

私が実際に聞いた洗い方は、

1.まずは通常の洗顔で汚れやメイクを落とす

2.病院で処方してもらったシャンプー適量を指先に

3.指の腹でまつ毛の根元、生え際を優しくなでるように洗う

4.回数は横10回、縦10回くらい。ぐるぐると円を描くイメージ

5.同じ動作を2~3回繰り返す

この流れを朝の起床時、就寝前(または夜の入浴時)で1日2回、最低1週間くらい続けます。1~2度洗っただけでは駆除できないそうなので、症状が治まっても続けてください。

長くても10日~2週間くらいで駆除できるようです。ただ、再発する恐れもあるため、毎日の洗顔(メイク落とし)は習慣として続けましょう。

まつ毛ダニ対策の費用一覧

まつ毛ダニ対策の費用
病院で治療する場合、まつ毛ダニの駆除には保険が適用されます。費用は3割負担、検査費込みで2,000円くらい。さらに薬用シャンプーが約1,000円。

治療後に再検査でチェックする場合はさらに1,000円ほど費用がかかります。眼科で治療するなら計4,000円くらいの費用は見込んでおいた方が良いでしょう。

対して、市販のアイシャンプーは価格が1,000円前後。通販で購入しても送料込み計1,500円くらいです。治療・予防に欠かせない洗顔料は、安価なものでやはり1,000円くらい。

アイメイクをしっかり落とすためのクレンジング、リムーバーも同程度の価格で市販されています。

洗眼液を合わせて使用しても月額2,000~3,000円くらいで徹底的に予防できるので、毎日の習慣として「丁寧なメイク落とし」(特に目元!)はぜひ心がけましょう。

そもそもまつ毛ダニの駆除って必要なの?(医師談)

まつ毛ダニは怖くない
治療法などを詳しく聞くと、とても怖い寄生虫に思えるまつ毛ダニ。でも先生によると、「ほとんどの人の顔に寄生している」そうで、特に怖い存在ではないようです。

しかし最近になって、テレビやネットで盛んに取り上げられているせいか、

「ダニがいるかどうか検査してください!」
「駆除する方法を教えてください!」

…そんな患者さんが急増した模様。

実際に治療が必要なケースは10人に1人くらいなので、自覚症状がない限り駆除の必要はないそうです。

もしダニが大量発生しても「目の病気」としては「対処も容易」とのこと。眼科医の間では「メディアが過剰な恐怖を煽っている」というのが共通の認識だそうです。

それでも怖い「眼瞼炎」発症のリスク(医師談)

眼瞼炎発症のリスク
まつ毛ダニそのものは「それほど怖い存在ではない」ようですが、衛生状態の悪化によって「眼瞼炎」という病気を併発する例があるそうです。

眼瞼炎(がんけんえん)は治りにくい病気の一つ。まぶたに炎症が起こる病気で、画像検索すると怖い画像がたくさん出てきます(~_~;)

慢性化する例が多く、治療に数ヵ月~数年という期間を要する患者さんも珍しくないようです。ダニと眼瞼炎の関係は「現在のところはっきりしない」とのこと。

ただし、「眼瞼炎の患者からは高確率でダニが見つかる」らしいので、やはり早期の駆除は「目の病気を予防するためにも大切」ということでした。

深刻なドライアイを招く危険性も(医師談)

マイボーム腺機能不全(MGD)の危険性
もう一つ、眼科で注意されたのがマイボーム腺機能不全(MGD)の危険性。「まつ毛からダニが見つかる患者さんはMGDを発症しているケースが多い」とのことでした。

MGDとは、まつ毛の生え際にある「マイボーム腺」という器官が詰まることで引き起こされる症状。
具体的には、

ネバネバとした目ヤニが出る
目の充血や、ゴロゴロとした違和感
ドライアイの慢性化

以上のような症状があらわれます。

こちらの病気も「ダニとの因果関係ははっきりしない」そうですが、MGDを発症しているとダニが検出される例が多く、少なからず影響はある模様。

そのため「MGDとダニの検査は通常セットで行われることが多い」とのことです。

「眼瞼炎」も「MGD」も「まつ毛ダニ」も予防法は同じ

眼瞼炎・MGD・まつ毛ダニの予防法は同じ
「眼瞼炎」と「MGD」と「まつ毛ダニ」は、いずれも「目の衛生状態」が悪化すると発症のリスクが高くなります。
女性の場合は、

マスカラやアイライナーが目元に残っている(メイク落としが不十分)
マツエクや「付けまつ毛」に汚れが付着している
コンタクトレンズによる衛生環境の悪化

以上が3大要因。
そのため「オシャレな人ほど注意が必要な現代病」とも言われます。

言い方を変えれば、「オシャレのアフターケアさえ怠らなければ簡単に予防できる」病気でもあります。眼科の先生も「市販のアイシャンプーで十分に予防できますよ」と仰っていました。

病気のリスクが怖い…
メイク後に目の不調が気になる…

そんな方は洗顔やクレンジングに加えて「アイシャンプーの習慣化」も考えてみてください。

今回のまとめ

まとめ

まつ毛ダニは「9割以上の人」に寄生している。ごくありふれた存在

必ずしも検査や駆除は必要ない

治療が必要なのは「大量発生」した場合や何らかの「症状」が出た場合

まつ毛にダニが寄生する(増える)主な原因は、「アイメイク」や「マツエク」
(いずれも洗浄が不十分な場合)

治りにくい病気「眼瞼炎」や「ドライアイ」などを併発するケースも多い

眼科(病院)で早期に対処すれば、治療は比較的容易

自宅でケアすることも可能。おすすめの方法はアイシャンプーによる洗浄

予防法として毎日の洗顔、丁寧なメイク落としは必須!
(治療時も同様)

病院で検査しても、実際に治療が必要なのは10人に1人くらい
(自覚症状がない限り心配なし)

一般にイメージされるほど、まつ毛ダニのリスクは怖くない
(それでも眼病を発症する危険性はあるので、念のために予防を)

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