注意!髪のダメージを予防する方法は?正しいヘアケアとトラブル対策

正しいヘアケアとトラブル対策

古くから美しい髪は女性にとって「美の象徴」とされてきました。世界共通の「美の基準」といっても過言ではありません。

しかし、正しいケア(お手入れ)の方法を知っている女性、実践している女性は、多くありません。

メディア上には様々な情報が溢れ、一体どれが正しくて誤りなのか、混乱している方も少なくないようです。

自分はクセ毛だから…」
ケアにお金をかけられないから…」

と諦めていませんか?

一方で、「私は正しいケアに取り組んでいる!」と自信を持っている方。あなたの「常識」は、ヘアケアに関して「よくある間違い」かもしれません。

髪へのダメージは目に見えない形で蓄積され、30代から40代にかけて徐々にトラブルが表面化するケースも。

ヘアケアは毎日の積み重ねが基本です。髪に関する「正しい知識」、「効果的なケアの方法」を把握し、今日から実践をスタートしましょう。

1.髪の基礎知識

髪の基礎知識

1-1.髪の構造

人間の髪の毛(頭髪)は約10万本。成分の99パーセントは「たんぱく質」で、約20種類のアミノ酸によって形成されています。

一般に「髪」と呼ばれるのは、目に見える外側の「毛幹部」。

対して、目に見えない皮膚に隠れた部分を「毛根部」といって区別します。

毛幹部はさらに以下3つの構造に分類することができます。

キューティクル

毛の内部を守るバリア機能で知られます。
薄い膜のようなもので、紫外線や高熱(ドライヤー)によって傷ついてしまうことも。

キューティクルは髪の「ハリ」、「ツヤ」を守るもので、健康な状態を保つことが「美しい髪」には必要不可欠です。

そのため、シャンプーやトリートメントによる入念なケアの対象となります。

コルテックス

髪の大部分(85~95パーセント)を占めます。「皮質」とも呼ばれ、髪の「しなやかさ」を支えます。

パーマやヘアカラー(ヘアメイク)によって影響を受けやすく、傷みの原因となります。

メデュラ

毛の中心部に存在し、「毛髄質」の別名でも知られています。小さな空気穴が存在し、熱を逃がすことで髪を高熱のダメージから守ります。

通常は加齢によって徐々に細くなっていきますが、髪の傷み(ダメージ)により細くなることもあります。

1-2.発毛のメカニズム(ヘアサイクル)

髪の毛は定期的に発毛と脱毛を繰り返し、その周期を「ヘアサイクル」といいます。
健康な状態であれば、髪の寿命は4~6年。

抜け毛は平均して1日に50~70本で、ヘアサイクルが正常に行なわれている場合、髪は毛根から抜け落ちます。

ヘアサイクルには個人差があり、さらには年齢、栄養状態、気温(季節)、ストレス、睡眠不足、血行、ホルモンバランスによって変化します。

女性の場合、特に更年期以降は周期の乱れが生じやすく、薄毛の進行などに注意が必要です。

2.よくあるトラブルとその原因

髪のトラブルと原因

2-1.薄毛

ホルモンバランスの乱れ、血行不良、ストレスなど、原因は様々。

男性の場合、遺伝性の薄毛など改善が難しいケースも多いのですが、女性の薄毛については、原因を特定することで予防・改善が期待できる事例も少なくありません。

若い女性の間では過度なダイエット(栄養不足)による薄毛も多く見られます。

対処法は原因によって異なり、例えば以下のような改善策が考えられます。

ホルモンバランスの乱れ → 医療機関で投薬による治療

血行不良やストレス → エクササイズや食生活の見直し、十分な睡眠時間の確保

過度なダイエット → 栄養バランスの改善

誤ったヘアケア → 使用するシャンプーやトリートメントの変更

加齢や出産による薄毛 → ホルモンバランスの乱れが原因である可能性が高い。よって投薬が効果的。

2-2.フケやかゆみ

頭皮の乾燥が主な原因。したがって冬場に多く見られます。

敏感肌の方は、シャンプーやトリートメントが原因で炎症を起こしている場合も。刺激の少ないヘアケア用品を使用しましょう。

症状がひどい場合には、医療機関(皮膚科)で炎症を改善するお薬を処方してもらう必要があるかもしれません。

2-3.切れ毛や枝毛

摩擦や熱によって生じる髪のダメージが主な要因として考えられます。ヘアカラー、ケア用品に含まれる化学物質が原因となる場合も。

さらに、過剰なブラッシング、ドライヤーなど、日常的なケアの誤りによってキューティクルが傷つくと、切れ毛や枝毛のリスクは高くなります。

2-4.パサつき

乾燥や栄養不足、蓄積されたダメージなどによって引き起こされます。
保湿やトリートメントなど、入念なケアが必要な状態。

毎日ケアしているのに治らない…
そんな場合は、使用するケアアイテムを見直してみましょう。

2-5.白髪

加齢によるものが大半ですが、発生のメカニズムはよく分かっていません。ヘアカラーによる染色など、審美的なアプローチが最も効果的です。

最近では、サプリメントや食生活の改善による予防策なども実践されているようですが、効果には個人差が大きく、限定的な成果にとどまっています。

3.正しいヘアケアとトラブル予防・改善の方法は

正しいヘアケア

3-1.シャンプー

まずは髪全体をしっかりお湯で洗い流しましょう。すすぎ洗いで汚れの60パーセントくらいは取り除くことができます。

シャンプー剤は、手のひらで泡立ててから使用するのがおすすめ。洗浄力がアップします。泡立てネットなど使用すると良いでしょう。

シャンプーは、髪ではなく頭皮を意識して行ないます。爪を立てず、指の腹で優しくマッサージするように。

髪のボリュームが多い方は、部分的に持ち上げて頭皮を丁寧にケアします。

その後、時間をかけてすすぎ洗いを行ないましょう。シャンプー剤をきっちり洗い流してください。

顔や首もと、背中に残留したシャンプー剤はニキビなど肌荒れの原因になるので、意識して洗い流すようにします。

3-2.トリートメント

トリートメントは、有効成分を髪に浸透させ、ダメージを修復することを目的に使用します。

トリートメント剤を使用する前に、まずは髪に含まれている水気を切ってください。適度に乾かすことで、有効成分の浸透力がアップします。

トリートメントは毛先から馴染ませ、特に丁寧にケアします。髪のダメージは毛先に出やすいので、入念なケアが必要なわけですね。

揉み込むようにして有効成分の浸透を促しましょう。毛先から根元へ、キューティクルの隙間に馴染ませるようなイメージで。
頭皮には作用しないので、特に意識する必要はありません。

髪全体に馴染ませたら、10分くらい時間をおいてください。
適度な湿度があった方が良いので、頭にお湯で湿らせたタオル(もしくは蒸しタオル)を巻き、湯船に浸かって待つ方法がおすすめ。

中には30分以上時間をおく人もいますが、時間をかけた分だけ効果がアップする、というわけではないので、あまり意味がありません。

有効成分は髪の内部に浸透するので、すすぎ洗いはしっかり行なってOK。

「傷みがひどいからトリートメント」するのではなく、できれば毎日行なってくださいね。様々なトラブルを予防することにもつながります。

3-3.コンディショナー

コンディショナーの働きは各アイテムによって様々ですが、主に髪の表面をコーティングする目的で使用されます。

髪のバリア機能をサポートする効果がある、と覚えておきましょう。

したがって、トリートメントの後に使用する必要があります。

順番が逆だと、コンディショナーのコーティング機能によって、トリートメントの有効成分が十分に浸透しない可能性があるので注意。

コンディショナーは毛先を中心に馴染ませ、毛根近くにはつけないようにしてください(毛穴に付着すると、皮脂の過剰分泌を招く恐れがあります)。

トリートメントのように時間をおく必要はないので、髪に馴染ませたらすぐに洗い流してください。

バスタイム最後のすすぎ洗いになりますから、洗髪は丁寧に行なってくださいね。

3-4.タオルドライ

髪がずぶ濡れの状態でいきなりブローすると、かえって髪を傷めてしまいます。
まずはタオルで水分を拭き取り、ブローの「準備」を整えましょう。

洗ったばかりの髪はとてもデリケートな状態。タオルをゴシゴシこすりつけるのではなく、優しく包み込むようにして、毛先から水分を取り除いていきます。
水気をタオルで「吸い取る」ようなイメージですね。

育毛剤など使用する場合は、タオルドライ後が理想的なタイミング。毛穴が開いた状態なので、有効成分の浸透力アップを期待できます。

3-5.ブロー(ドライヤー)

「自然乾燥の方が髪への負担が少ない」という意見をよく耳にしますが、これは誤り。

髪や頭皮が濡れているのは不衛生な状態で、雑菌の繁殖を招く恐れがあります(嫌なニオイの原因にも)。

また、濡れた髪をコーミング、ブラッシングするのもNG。傷みの原因になります。

ブローは髪の「根元から乾かす」イメージで。髪を持ち上げて、頭皮の方に風を送り込む感じですね。
ただし、髪は熱に弱いので、ドライヤーを近づけ過ぎないよう注意します。

水分が取り除かれて髪の毛が軽くなってきたら、冷風に切り替えてください。

時間配分は温風8:冷風2くらい。
冷風を当てることでキューティクルが引き締まり、髪にハリとツヤが生まれます。

まとめ

髪はあなたの体調、健康状態のバロメーターでもあります。
なによりも健やかな生活こそが、美しい髪を手に入れる前提条件となるわけですね。

栄養バランス、睡眠時間、運動習慣…
あなたに足りないものはなんでしょう?

女性の体質は年齢と共に変化し、同様に髪質や頭皮の状態も変化します。毎日のヘアケアに加えて、自分の体調にも配慮すること。

もしもヘアトラブルにお悩みなら、髪だけではなく、トータルで自分の生活をケアすることから始めてみましょう。

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