育児の悩み・不安にどう向き合う?正しい子育ての「心構え」は

正しい子育ての心構え

はじめに
女性の「自立」がもはや「当たり前のこと」のように考えられている昨今。しかし、女性が安心して社会進出できるような「子育て支援」の制度や仕組みは、残念ながら現在の日本に用意されていません。考えてみれば、育児はかつてないほど「難しい」状況に置かれているのかもしれません。

少なくとも昭和の時代には、子育ては実家(祖父母)の協力があって「当たり前」でした。二世帯同居の家庭が珍しくなかったですし、地域や親戚といった共同体(コミュニティ)のつながりも強かった…子どもを「みんなで育てる」環境が整っていたのです。

しかし現在はどうでしょう。女性の自立、「家制度」からの解放は、確かに「自由」をもたらしました。核家族化が進み、一人一人の「個人」がより豊かな生活を手に入れた…そんな「喜ばしい部分」も大いにあります。

しかし一方では、その自由を支えるだけの仕組みが、日本の社会には絶対的に不足しています。特に子供を産み、育てるための包括的な制度が、欧米と比較して「10年以上は遅れている」とさえいわれています。

個人が担う社会人としての「労働力」、そして多くの女性が選択する「母親としての役割」は、ときに大きな「負担」として、生活の中からささやかな「余裕」すら奪っていきます。

幸せ」は、日常の中に「余裕」があってこそ生まれるもの…そのように考えて、一生「子どもを作らない」、さらには「結婚しない」女性も増えています。

確かに子育ては「忙しい」し、結婚生活は「大変」なもの。とはいえ、私たち母親は、子どもという存在が何物にも代えがたい「喜び」を与えてくれることを、すでに知っています。

自分の時間がない…毎日が同じことの繰り返し…ときには自分を見失いそうになることもあるかもしれません。ストレス、疲れ、イライラに、くじけてしまいそうになることも。社会人と母親という、「二束のわらじ」でがんばっている方も多いことでしょう。

もっと「楽しく」、もっと「楽に」育児に取り組めたなら…

そのように考えたことはありませんか?それは子育てを「怠ける」とか、「手を抜く」ということではなく、ちょっとした「コツ」や「心構え」で実現できるもの。

育児に「正解」はありません。だからこそ、「考え方」や「気の持ちよう」が大切。まずは子育てに関する「姿勢」から、より充実した親子関係育児のあり方について考えてみましょう。

1.育児にありがちな不安、悩み、ストレスと「付き合う」ために

1-1.もし自分が「ダメな母親」に思えたら…

育児の不安、悩み子育てには「不安」や「悩み」がつきもの。育児について学校で学べることは、「家庭科」や「保健」のレベルに限られています。以前なら、「おじいちゃん」や「おばあちゃん」、さらにご近所の「おばさん」が、自らの経験に基づいてアドバイスをくれたり、子守を手伝ってくれることが当たり前でした。

しかし最近では、両親との関係が疎遠な方、ご近所付き合いの少ない方も珍しくありません。離婚も増えて、「シングルマザー」の立場で子育てに励む女性も多くなっています。

毎日が試行錯誤の連続で、「育児が楽しくない」、「子どもがかわいいと思えない」、そのように思い悩んでいる方もいるかもしれません。しかしそれは「当たり前」の状態です。

子育ては失敗やトラブルから学び、少しずつ「スキルアップ」していくもの。「自分は母親失格」なんて罪悪感を覚える必要はありません。

両親や知人など、育児の経験者に「先輩」として頼れる人がいない場合、育児書、インターネットの情報など参考にする方も多いようです。確かに有益な情報も多いのですが、育児書やネット上の記事はあくまで一つの「仮説」くらいに考えましょう(当サイトも含めて)。

「書いてある通りにしなければならない」と型にはめて考えると、かえってストレスや悩みが増えるだけ。先ほども言ったように、育児に「正解」はないのです。

大切にしてほしいのは、できるだけ「多くの人にサポートしてもらう」こと、「一人で悩まない」姿勢です。自分のご両親をはじめとして、産婦人科や小児科の先生、助産師さんや保健師さん。ご近所の「ママ友」。「甘え上手は子育て上手」といっても過言ではありません。

1-2.子どもの発育や発達の「遅れ」が気になる場合

子供の発育や発達ある程度子どもが大きくなると、身体や知能の発育に「個人差」が見られるようになります。中には、「うちの子はあまり喋らない」、「1歳を過ぎても歩けない」などと気にするお母さんも多いのですが、大半のケースは心配不要。平均的な事例より発育発達に「遅れ」があっても、すぐにその差は解消され、問題なく成長します。

よその子はもう○○できるのに、うちの子はまだできない…という風に「比較」して考えると、不安や悩みが増すばかり。運動も読み書きも、大抵のことは「自然とできるようになる」まで、のんびりと「待つ」姿勢を心がけましょう。

そして、「いまできる」こと、あなたが素敵だと感じたお子さんならではの魅力を、思い切り褒めてあげてください。お母さんが楽しそうにニコニコしていれば、子どもだって幸せです。「褒める子育て」は、健やかな発育を促す最も基本的な育児のスタイルなのです。

2.「子は親の背中を見て育つ」、「子育ては親育て」

2-1.「しつけ」や「マナー」は教えるのではなく「真似」させる

あいさつの仕方や食事の作法(マナー)には「育ち」が出るとよく言われます。だからこそきっちり教えたい、学ばせたい、と考えるお母さんも多いようですが、なかなか「覚えてくれない」と嘆く方も少なくありません。

しかし、本来そうした「マナー」や「常識」は、自然と身につくもの。子どもは大人の「真似」をすることで、様々な「ルール」や「コミュニケーションの作法」をどんどん覚えていきます。

家庭内であいさつをする習慣があれば、子どもは教えなくてもあいさつをするようになります。お箸の使い方だって、見よう見真似でどんどん上達していきます。

逆に言えば、あなたがどんなに厳しく子どもをしつけても、「お手本」であるあなたに基本的なマナーやモラルが欠けていると、悪影響を避けることはできません。

子どもは良いことも悪いことも、すべて最も愛しい「先生」であるあなたから学び取ります。

その影響は「しつけ」や「マナー」にとどまりません。優しく人に接するお母さんからは「思いやり」の心を、面白いお話で楽しませてくれるお父さんからは「コミュニケーションのコツ」を…という具合に、感性や情緒、行動パターンに至るまで、子どもは「大人の鏡」として、実に様々なことを学びます。

自分は子どもの「お手本」であり、「先生」なのだということを意識して、模範的な行動を心がけたいものですね。「子は親の背中を見て育つ」という言葉をお忘れなく。

2-2.はじめから「完璧」や「100点」を求めない

子育ては親育て子どもの「お手本」なんていう言葉を聞くと、つい「完璧な母親」を目指してしまう方もいるのでは?もしくは、「自分には無理…」と自信をなくしてしまう方も多いかもしれません。

でも、少し冷静になって考えてみましょう。「完璧な人間」なんていませんよね?だから、「100点満点のお母さん」になる必要もないのです。

育児は「経験」や「慣れ」から学ぶもの。「子育ては親育て」などといわれることもあります。はじめは分からないことがあって当たり前、失敗して当たり前。

子どもと一緒に学び、人間として成長していきましょう。1年後のあなたは、きっと今より素敵なお母さんになっているはずです。

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